今回は尼崎の介護医療サービスリゾート「アマルネス・ガーデン」で勤務する、
正看護師のインタビューをお届けします。
仕事内容や病院と介護施設の違い、
仕事のやりがいなどについて話を聞きました。
今回は尼崎の介護医療サービスリゾート「アマルネス・ガーデン」で勤務する、正看護師のインタビューをお届けします。仕事内容や病院と介護施設の違い、仕事のやりがいなどについて話を聞きました。
面接で出会った
熱い思いを持った統括マネージャー
面接で出会った熱い思いを持った統括マネージャー
Q1
看護師として復帰する時に「あかね」を選んだ理由を教えてください
小さな子どもがいるため、夜勤がなく、託児所がある条件で求職活動をしていました。あかねとの出会いはハローワークだったのですが、実は一度ハローワークで応募を断られています。しかし、諦めきれずに直接あかねに電話をしてみると、面接に呼んでもらえました。面接でお話した看護部門の統括マネージャー の熱い思いに感銘を受け、「私もこんな人間力を身につけたい」、「この人と一緒に働きたい」と考え、入社を決めました。
Q2
どんな業務を担当していますか？
アマルネス・ガーデンにて、看護師チームの責任者をしています。おもな仕事は、特養ご入居者100名とショートステイご利用者20名の体調管理と内服管理です。
日々の様子やバイタルサイン、食事摂取量、排泄、睡眠、活動、ADL（日常生活動作）をチームで共有し、看護師視点でアセスメントを行って異常の早期発見に努めています。
また、アマルネスクリニック嘱託医との医療連携や、ご家族とケアマネジャー、病院、訪問看護師との橋渡し役も担っています。
その他、施設の感染予防対策も行いますし、社内研修も実施します。
Q3
仕事をするうえで、気をつけていることは何ですか？
いつも笑顔で話しかけやすい雰囲気でいるよう心がけています。ご入居者のみなさまに安心して生活していただき、介護スタッフにも安心して仕事をしてほしいからです。
ご入居者の体調が急変した時やイレギュラー発生時には、内心焦ることもありますが、表には出さないように気をつけています。
多彩な経験をもつ仲間と相談できる環境が魅力
多彩な経験をもつ仲間と相談できる環境が魅力
Q4
病院と介護施設では、看護師の仕事にどのような違いを感じますか？
病院では基本的に、看護師は医師の指示のもとで動きます。心電図モニターなどの機器もそろっていますし、異変を感じたらすぐに医師に声を掛けます。
一方、介護施設では看護師が自らの経験や知識でご入居者の状況を判断していかなければなりません。アマルネス・ガーデンにはクリニックがあり、常駐の医師がいますが、在宅診療などで外出中のことも少なくありません。
また、聴診器や血圧計といった機材も数に限りがあります。その中で、私たち看護師がご入居者をよく観察し、小さな変化に気づくことが大切なのです。
Q5
医師から指示を仰ぐのではなく、自分で判断しなければならないことを不安に思いませんでしたか？
絶対にひとりで判断せず、必ずチームで相談して判断するので、怖さはないですね。アマルネス・ガーデンの看護師メンバーは年齢層が幅広く、多様な知識と経験を持った方がたくさんいるので心強いです。
Q6
介護現場の看護師として働く魅力を教えてください
様々な症例に触れられることでしょうか。私は病院で泌尿器・消化器内科の経験しかありませんでした。もちろん、頭や心臓のことも学習して知識はありますが、実際の症例では見たことがなかったです。
しかし、介護施設では日々、頭や心臓の症例に触れることができます。それに伴い、頭、心臓、整形、皮膚など、今まで深堀してこなかった分野についても、新たにたくさん勉強しました。どんどん知識と経験が増えていくことに、喜びと自信を感じていましたね。
目標は介護業界で働く看護師の社会的地位向上
目標は介護業界で働く看護師の社会的地位向上
Q7
どのような時に仕事のやりがいを感じますか？
ご入居者が最期を迎えた時に、ご家族に「ここで看取ってもらえて良かった」と言っていただけた時ですね。
私たちは入所時に、ご家族にターミナルケア（終末期医療）の話をします。また、食事摂取量が減った時などのターニングポイントで、入院するかこのまま住み慣れた施設で看取るかといった選択肢や今後予測される老いの変化についてもお話しします。
言葉を選びながら話すのは難しく、時間がかかりますが、とても重要なことだと思っています。心の準備ができていなければ、寂しいばかりで、なかなか良い別れはできません。ご家族が少しずつ、最期の心構えができるように日々奮闘しています。
そして、最期に苦痛のないまま眠るように息を引き取られ、その旅立ちをご家族が温かく見送られている姿を見ると、とても感動します。
Q8
今後の展望を教えてください
昨年ケアマネジャーの資格を取得し、介護保険制度に関する質問にも対応できるようになりました。今後は看護師とケアマネジャーの両方の軸で、頼られる存在でありたいです。
そして、施設全体で質の高い看護やケアを提供するために、マネジメントスキルも高めていきたいです。法人の枠をこえて、社外での講師にも挑戦したいですね。
長期的には、介護業界の看護師の社会的地位の向上に貢献したいです。現状、介護業界を担う若い世代の看護師が圧倒的に足りていません。昨今、早い段階で病院から在宅医療へうつす流れがありますが、看護師の6割は病院勤務で病院外の医療従事者が少ない状況です。
若い看護師にも介護業界で働きたいと思ってもらえるようにしていきたいですね。
今回は「アマルネス・ガーデン」の看護師副主任に話を聞きました。
日々ご入居者やご家族と向きあいながら、
介護業界で働く看護師の将来に貢献したいと話す彼女の優しい笑顔の中に、
看護師としてのプライドと覚悟を感じました。
今回は「アマルネス・ガーデン」の看護師副主任に話を聞きました。日々ご入居者やご家族と向きあいながら、介護業界で働く看護師の将来に貢献したいと話す彼女の優しい笑顔の中に、看護師としてのプライドと覚悟を感じました。
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