今回は姫路の介護福祉施設「銀の櫂(ぎんのかい)」で、
管理栄養士として活躍する社員のインタビューをお届けします。
入社直後のことや現在の管理栄養士としての取り組み、仕事への思いなどを聞きました。

今回は姫路の介護福祉施設「銀の櫂(ぎんのかい)」で、管理栄養士として活躍する社員のインタビューをお届けします。入社直後のことや現在の管理栄養士としての取り組み、仕事への思いなどを聞きました。

施設見学で一目惚れして入社!

介護職からキャリアをスタート

施設見学で一目惚れして入社!介護職からキャリアをスタート

Q1

新卒で社会福祉法人あかねに入社を決めた理由は何ですか?

尼崎の「アマルネス・ガーデン」の見学時、施設の豪華さとキレイさに驚きました。介護施設のイメージが変わり「ここで働きたい!」と思ったことがきっかけです。

しかし、入職後の配属先は違うところでした(苦笑)。20年ほど歴史のある「ロータス・ガーデン」という特養に配属され、当初は「期待していたイメージと全然違う」と感じたというのが正直なところです。

けれど、働くうちに歴史ある施設ならではの良さを感じられるようになったのです。それは入居者様が自分の家のように落ち着いて過ごしていらっしゃったこと。その様子を見て、施設にはそれぞれの良さがあると気づけました。今では、最初に良い施設に配属してもらえたと思っています。

アマルネス・ガーデン
ロータス・ガーデン

Q2

入社後、先輩からどのようなことを教わりましたか?

新卒でフードケアスタッフ(介護士+管理栄養士)として入社後、最初は介護の仕事を習得するところからスタートしました。それまで介護経験は全くなかったので、とても不安でしたが、先輩から1対1で教えていただき、ありがたかったです。

例えば、入居者様を抱きかかえる時に、自分の体に負担をかけずに、少ない動きで安定して移乗ができる「ボディメカニクス」という方法があります。まずは先輩の動きを見て、次に先輩に付き添ってもらいながら自分がやってみるという流れで、習得していきました。

独り立ちするまで、ステップを踏んで学べたので、まったくの未経験からでも安心して働けました。

Q3

介護職の後はどのような仕事をしてきましたか?

一人前になってからは「ロータス・ガーデン」でフードケアスタッフとして3年間勤務し、その後管理栄養士として2年間仕事をしました。そして、今年の5月に姫路にある「銀の櫂」に異動し、管理栄養士として勤務しています。

「銀の櫂」は海が近いので、休憩時間に海辺を散歩したり、海を見ながらランチができたりするのが魅力です。

銀の櫂

献立を考えるのが楽しい!

目の前で喜んで食べてもらえるのがやりがい

献立を考えるのが楽しい!目の前で喜んで食べてもらえるのがやりがい

Q4

管理栄養士のお仕事はどのようなものですか?

入居者様の栄養管理や献立作成、行事食の企画をしています。

献立は、決まったメニューのルーティンだけではありません。例えば、アフリカ料理や地方の郷土料理をお出しすることもあるんですよ!今は日々の業務を通じて、管理栄養士を志した際に思い描いたやりたかった仕事ができていると感じます。

あかねでは管理栄養士も積極的にお客様の姿を拝見することが推奨されているので、昼食の時間にはいつも施設内のフロアを自由に歩いて、お食事中の入居者様のもとへうかがっています。

日々の献立は管理栄養士が考案

Q5

献立はどのように決まるのですか?

月に1回全施設の管理栄養士が集まる会議があり、献立はそこで決まります。あかねが運営する全施設で同じ献立が提供されるので、重要な会議です。会議では、取り組みたい献立の意見を出し合います。

最近では、顔のサイズくらいある「ジャンボエビフライ」の提供を提案し、実際にメニュー化できたことが印象に残っています。当初、「普通のエビフライとの違いをわかってもらえるだろうか?」という心配もありましたが、届いたエビが予想以上に大きく、「これならわかってもらえる!」と採用されました。

提供した時には「とても甘くておいしい」、「こんな大きいエビは初めて」と、入居者様たちにとても喜んでいただけて、嬉しかったですね。

これからも、入居者様に喜んでもらえるような様々なメニューを考えていきたいです。

Q6

どのような時に、仕事にやりがいを感じますか?

あかねでは「最高の一口」という、終末期の入居者様1人1人に、食べたいと望まれるものをオーダーメイドで調理し、提供するプロジェクトがあります。

その「最高の一口」で、もうご自身で食べる意欲が全然なかった方が大好きなちらし寿司を前に、かき込むように食べてくださったことがありました。それを目の前で見た時に、食べることが持つ力を感じるとともに、食事を通じて入居者様の願いをかなえられる仕事にとてもやりがいを感じました。

Q7

逆に、どのような時に仕事の難しさを感じますか?

お看取りの方で、食べると誤嚥の危険性があるけれど、食べなければ低栄養で衰弱してしまう方への判断が難しいです。最終的にはご家族の意向次第なのですが、その前のご家族への説明の仕方もやはり簡単ではなく、まだまだ経験を積んでいかなければならないと考えさせられます。

妥協せず、やり遂げる姿勢で

仲間からも信頼される管理栄養士になりたい

妥協せず、やり遂げる姿勢で仲間からも信頼される管理栄養士になりたい

Q8

管理栄養士の仕事を通して、学んだことは何ですか?

妥協なき精神で仕事に臨む姿勢です!

「最高の一口」で、上司が入居者様のご家族と相談しながら、お肉は最高級のものにこだわり、わざわざ遠方の精肉店まで買い付けに行っていたことがとても心に残っています。

忙しく仕事をしていると、つい楽な方向に流れてしまいそうになることもあります。けれど、その上司が見せてくださった姿勢を思い出して、私も妥協しない仕事がしたいと思います。

Q9

今後の目標について教えてください

社内制度でいうと、3年後にはケアマイスター制度(※1)で「プラチナ」を、サービスマイスター制度(※2)で「フォースター」を目指したいです。

その他は、未来のことはあまり考えられないので、今ある目の前の仕事を頑張っていきたいと思っています。そして、尊敬する上司のように「この人に頼んだら仕事をやり遂げてくれる」と仲間から信頼してもらえる管理栄養士になりたいですね。

※1 ) ケアマイスター制度:介護技術認定制度
ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・マイスターの5段階がある

※2 ) サービスマイスター制度:接遇技術認定制度
シングルスター・ダブルスター・トリプルスター・フォースター・ファイブスターの5段階がある

今回は「銀の櫂」管理栄養士として活躍する社員に話を聞きました。

食べることは生きること。入居者様にとって、毎日の食事は大きな楽しみです。

入居者様に喜んでもらいたいという一心で、妥協なき精神で仕事がしたいと話す笑顔を見て

「銀の櫂」のこれからが、とても頼もしく感じられました。

今回は「銀の櫂」管理栄養士として活躍する社員に話を聞きました。食べることは生きること。入居者様にとって、毎日の食事は大きな楽しみです。入居者様に喜んでもらいたいという一心で、妥協なき精神で仕事がしたいと話す笑顔を見て「銀の櫂」のこれからが、とても頼もしく感じられました。

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